ポリ袋何枚捨てた?

スーパーでプラスチック袋を貰わなくなって早1年以上。

外袋はもちろん、小さな透明袋も今では貰っていません。オーガニックコットンの袋を数枚持参して入れるようにし、レジでも断っています。

あの小さい袋を1週間に1回の買い物で3枚、1か月で12枚、1年で144枚・・・

大まかに計算しただけでも結構貰ってたんだな~と感じます。1世帯でこれなのだから、まとまったらやっぱり大変な量ですよね。

廃プラスチックのポリ袋が占める割合は実は大したことがないという話もありますが、それでもみんなで捨てたらゴミだらけになりそうですよね。

今回は「ポリぶくろ、1まい、すてた」(ミランダ・ポール/文、エリザベス・ズーノン/絵、藤田千枝/訳)という絵本をご紹介。

アフリカのガンビアという国で、アイサトという女性がポリ袋を1まい地面に捨てました。他の人もポリ袋をたくさん使うようになって、それらを地面に捨てていきました。ポリ袋はどんどんと道に溢れていき、汚い物からみんなは目を背けました。

しかし、ある日ヤギがポリ袋を食べて次々に死んでいきました。それをきっかけにアイサトはポリ袋の問題に気付き、向き合うことを決めます。

「1枚のポリ袋が何だ!?」と思われるかもしれませんが、プラスチックは土に還りません。そして劣化すると小さくなってマイクロプラスチックとなり空気中、水中、土中に入り込みます。プラスチックは有害物質を吸着するので、それらがいつか食べ物や空気を通して人体に入る可能性があることを忘れてはいけません。

エコバッグにも問題はあると言われているけれど、プラスチック袋を貰わないようにしようと心がけることは、環境への意識の変化に一役買っているところもあると思います。

日本はあまり環境問題の深刻さが報道されないけれど、海外では子供が声を上げ行動を起こしています。

子供たちの未来にどれだけ住みやすい環境を残してあげることができるか、大人である私たちは無責任に生きるのではなく考えて行動していくことが、すでに今求められていると思います。

今回はいつもより真面目な内容になりましたが、ぜひ自分に何ができるか考えるきっかけにしていただけると幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございます。