落ち葉・雑草コンポストを作ってみた②~改良編~
夏ももう終わりに近づいていますが、猛暑でも草は元気ですね!人間はへばっているのに、パワフルな草たちに草取りが追い付きません!
以前「雑草・落ち葉コンポスト」について記事を書きました。↓
「落ち葉・雑草コンポストを作ってみた」(https://ibarakinoko.com/post-338/)
そして、刈り取った芝生を入れて大変苦労しました。でも、発見もありました。↓
「芝生を堆肥化できるかな!?」(https://ibarakinoko.com/post-473/)
「続・芝生を堆肥化できるかな!?」(https://ibarakinoko.com/post-544/)
あの後も、落ち葉・雑草コンポストを続けております。
芝生と枝(太いものや長いもの)は分解スピードが格段に遅いので入れないようにしています。住んでいる地域で枝は束ねて資源ごみに出せますが、芝生はやむを得ず燃やすごみとしています。もう一つ芝生専用のコンポストを作れば家庭で分解できるかもしれないです…。作りたいなぁ。
雑草・落ち葉コンポストには、家庭菜園の残渣なども入れています。始めてから数年経つので、時々下の方の分解された土を少しずつ抜き取りながら使用しています。
抜き取った腐葉土は、使用前に袋に入れて天日干しして日光消毒しました。というのは、臭いや虫への懸念からコンポスト内の温度が上がりそうなもの(米糠や鶏糞など)を入れたことがなかったからです。恐らく分解中に高温になることなどなかったでしょう。
ところが数か月前、別な疑問でコンポストについて調べていた時、やはり「土中にいる虫の卵や病原菌を殺すために一度高温に上げるのは必須」というのを知りました。
そこでぼかし肥を作るために貰ってきた米糠を、試しに落ち葉・雑草コンポストに入れてみました。
ちなみに米糠は、茨城県ではおなじみの「コイン精米機」でお米を精米した際にタダで頂いてきました。
コイン精米機をご存じでない方はこちらの記事をどうぞ↓
「コイン精米機でプラスチックフリー?!」(https://ibarakinoko.com/post-130/)
「コイン精米機でプラスチックフリー!?~実践編~」(https://ibarakinoko.com/post-304/)
まずは、コンポスト内の土をよく混ぜます。表面の土は乾きやすいですが、コンポストの下方には水分が溜まりやすいので、均一にしつつ、全体に酸素を送り込みます。こうすることで微生物が住みやすい湿度にし、酸素が必要な好気性細菌を元気にして分解を促します。
ただ土の量が多く簡単には混ざらないので、ここは腕をはじめとする筋力が試されます。
私は一度、底が見えるまでコンポスト内の土を取り出し、再度重ね直します。
底の方には水はけと通気性を考えて、小枝や野菜の茎などを入れます。その上に今回は乾かした草も追加しました。
草にコンポストから取り出した土をまぶします。今回は米糠も一緒に混ぜます。
これを繰り返して層にしていきます。表面にあった土を下方に入れて、底にあった湿った土を上方に持ってくるようにします。
蓋が少し浮くくらいパンパンになりました。
この状態で1ヶ月に1度くらいかき混ぜつつ、数か月放置します。夏の間はかき混ぜつつ草を投入して、草の勢いが弱まる冬に分解させる計画で、数か月かけてゆっくり堆肥化します。
2か月後に見た時、浮いていた蓋は閉まり、カサが減ったのを実感しました。かき混ぜた後、追加で投入するスペースが出来ました。
結果として、米糠を入れたことで去年の同じ時期より分解スピードが上がっていると感じました。温度計を差し忘れたので温度変化は見逃しましたが…。よってきちんと数字に裏付けされたものはなく、あくまで個人の感覚です…。
臭いも気になるほどしないし、春から夏にかけてでも虫が寄って来て困ることはありませんでした。猛暑だったからでしょうか。
それより驚いたのは、いつの間にかミミズが住み着いていたこと!どこから入ったのか、ミミズの赤ちゃんがコンポストの中に数匹いました。嬉しい!!分解が早まった一因は彼らにあるのかもしれません。
混ぜる時に切らないよう気を付けなくちゃ。そして、居心地の良い場所になるよう前より少し気を遣わなくちゃ、と思いつつ楽しみが増えたことに心がホクホクしたのでした♪
草や落ち葉は、ゴミとして捨てるとなるとゴミ袋で数袋分にもなるので、ゴミ出しも大変ですよね。
コンポストがあると、刈り取った草や集めた落ち葉、家庭菜園の残渣が出た時にチマチマ入れて次々に分解できるので便利だと思います。出来た堆肥はまた使えますし。
皆様もぜひコンポスト生活にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございます。
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