続・芝生を堆肥化できるかな!?

2022年6月24日

前回、芝生を「落ち葉・雑草コンポスト」に入れてしまい、なかなか分解されずに悩んでいた私・・・。(前回のおはなし→https://ibarakinoko.com/post-473/

手こずる私はやっと調べたのでした。

すると判明した驚きの事実!?

それは「通常の微生物では分解が困難」であるということ。

こちらのページに書いてありました。→https://www.ihi.co.jp/iat/shibaura/schoolyard/know-how/know-how-20.html(「シバウラの校庭緑化」)

芝生を構成する多糖類を外界の攻撃から守る難分解性物質『リグニン』。この方が強者だったのです!

自然界では菌類の一部(キノコの仲間)が分解を担っているので、緩やかに分解されるそう。

他の植物に比べて分解スピードが遅いので、いつまでもコンポスト内で嵩が減らなかったのですね。一つ学びました。

夏野菜の片付けをしたかったので、仕方なくコンポストから半分だけ芝生が混ざった土を取り出して、一時的に凌ぐことに。

取り出した土は袋に入れて取って置き、様子を見ながらコンポストに戻すか、どうしても無理なら親の畑の片隅に埋めて貰うことにしました。芝生って難しいのですね。思い知りました・・・。

コンポスト内に残した芝生は少しずつだけど分解されてきている気がします。

そして、こんな風に上手くいかない事もあるけどコンポストはやっぱり楽しい♪

リカバリーが効くし、結局は土に還るので「コンポストに失敗はない!」と名人の方が仰っていましたが、本当にそうなんだろうなと思います。

【2022年5月追記】
コンポスト内に残った芝生も形が分からないくらいに分解されていきました。リグニンを分解してくれる白色腐朽菌がいた模様。ちなみに白色腐朽菌はシイタケやウスヒラタケに含まれているそう。コンポストで生ごみを堆肥化するときにシイタケの石づきを入れていたので、家庭菜園の残渣と共に上手く入ったのかもしれません。
木の中にはリグニンが20~30%含まれているそう。少し前に「木造住宅でキノコを栽培してはいけない」と聞いたのはこういうことだったのですね!木製プランターをコンポスターにしているので、そのうち朽ちてしまうかも・・・。ま、それも自然の摂理か・・・。
(参考図書『図解でよくわかる 土壌微生物の基本』誠文堂新光社・発行)

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。